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所蔵作品展「日本の工芸―自然を愛でる―」(東京国立近代美術館工芸館)

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エリア 神田・秋葉原・御茶ノ水エリア
大手町・丸の内・有楽町・日比谷エリア
麹町・番町・九段エリア
飯田橋・水道橋・神保町エリア
開催期間 2017年12月01日(金)〜
2018年02月18日(日)

日本の工芸 ―自然を愛でる―

  日本では、自然の移ろいゆく情景や風向の美しさに育まれた特有の自然観をうかがわせる多様な工芸が、暮らしを彩り日々の生活環境を装っています。無釉や単色の当時と色絵、染めと織り、漆塗りと蒔絵、金属の鋳込みと彫金、また天然の特質を活かす木竹など、素材を駆使して優れたわざを開発し、自然にある美を感じとりかたちとして、描写しています。いうなら日本の工芸は、自然を愛でることを主要な表題都市、時代に即した固有の表現芸術として発展してきました。厳しくも豊かな自然のなかで生きる私たちの生命観を反映したものでもあり、その文化は美しい日本の伝統を表しています。 

  板谷波山(陶)、森山華弘(染)、髙橋節郎と室瀬和美(漆)、海野清(彫金)は自然の事象を自らの表現で描きました。十二代三輪休雪や杉浦康益(陶)、藤田喬平(ガラス)、増村紀一郎、(漆)は自然の継承のうちに自らの創意を表しました。 鈴木治と宮永東山(陶)、古伏脇司(漆)、田辺陽太(竹)は自然の事象から感受した心情をオブジェとしました。 また角偉三郎(漆)、氷見晃堂と須田賢司(木)、藤沼昇(竹)は素材そのものの美と詩情とを結びつけた造形を追求しました。 

  本展では、東京国立近代美術館工芸館の所蔵する近・現代の名品を主とした約120点を陳列して、自然を愛でる日本人の心が生み出した工芸の美をご紹介します。

  

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