飯田橋・水道橋・神保町エリア |
|
2020年11月03日(火)〜 2021年02月23日(火) |
所蔵作品展「MOMATコレクション」
特集:「今」とかけて何と解く?
東京国立近代美術館は、今期のMOMATコレクションでは9つの部屋を使い、特集「『今』とかけて何と解く?」を行います。
コロナ禍にある「今」をふまえ、「なぞかけ」風にさまざまな角度から100年の美術を考えた9つの「解」をご用意しました。その解は、「#MuseumBouquet」「ディスタンス」「今こそ、小さな作品を」など。「なぞかけ」には、「解」に続く「落ち」がつきもの。個性表現とイズム、美術と国家、主体と客体や、作品と美術館などの関係に着目した「解」に、共通する「落ち」を操るとすれば、それは「距離が大事です」となるでしょうか。現象から距離を保ち現況を観察する、そうしたアーティストに特有の姿勢は、わたしたちが「今」を創造的に過ごすためのヒントとなりそうです。
日時 | 2020年11月3日(火・祝)~2021年2月23日(火・祝) 10:00~17:00(金・土は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで |
---|---|
休館日 | 月曜日(2020/11/23、2021/1/11は開館)、年末年始(12/28(月)~2021/1/1(金・祝))、2021/1/12(火) |
場所 | 東京国立近代美術館4F-2F所蔵品ギャラリー(東京都千代田区北の丸公園3-1) |
アクセス | JR東西線「竹橋駅」1b出口・徒歩3分 |
チケット・観覧料 |
【観覧料】 |
主催 | 東京国立近代美術館 |
お問合せ先 | TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
ウェブサイト | https://www.momat.go.jp |
「今」とかけて何と解く?
コロナ禍はまだまだ渦中にありますが、9つのアートの視点から、いつもとは違う「今」を考えようという展覧会です。
20世紀はじめから今日にいたるまでの日本の近代美術100年の流れというMOMATコレクションの枠組みはそのままで、特集が組まれます。
9つの「解」には、「#MuseumBouquet」「美術と生命」「明るい家」「美術と国家|連邦美術計画」「ディスタンス」「今こそ、小さな作品を」などをご用意。
〈TOPICA PICTUS〉の初公開
現代を代表する造形作家のひとり岡﨑乾二郎氏が3か月にもわたりアトリエにこもり描き上げた、150点強の絵画作品は最新シリーズ〈TOPICA PICTUS〉として世界各地さまざまな場所で分散的に展示されます。MOMATコレクション展でも、特集展示として、その一端を初公開します。(展示点数未定)
「男性彫刻」特集
女性像がメジャーな近代彫刻ですが、同じくらいの男性像も制作され、東京国立近代美術館にも数多くが収蔵されています。
11/25(水)~2021/2/23(火・祝)の期間、石膏像や展示機会の少ない作品も交え、女性像ではなかなかお目にかからない男性像に特有の表現傾向を取り上げ紹介されます。
特集以外にも名品が揃う!
名品が揃うハイライトには、修復を終えたばかりの藤田嗣治《猫》(1940年)が登場。日本画の前期は平家物語など歴史上の人物やエピソードを描いた作品、後期は冬から春のきざすころにかけての季節を味わう作品を紹介。写真は没後20年を迎えた写真家・鈴木清の自伝的な作品「流れの歌」より、1972年の写真集出版当時のプリント24点が展示されます。
関連URL:国立近代美術館