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みなさん、ベルギー王国大使館が千代田区の麹町にあることを知っていますか?ベルギー王国と聞いて何を思い浮かべますか?濃厚なチョコレートふわふわなワッフルやコクのあるビール・・・。一回は口にしたことがある方も多いのではないでしょうか。今日は最初にそんなベルギーの名産のなかでも「隠れた名産」として知られる品々をいくつか紹介します。
まずは私たち、海外交流班は基本を押さえるためにかの有名なマネケンのベルギーワッフルとチョコレートをいただきました!
外はさくさく中はもちもちのマネケンワッフルにみんなうっとり。ベルギーの底力を見せつけられました(笑)味もプレーンをはじめ、メープルやチョコなど様々で種類が豊富で新しい味に挑戦するたびに全く違う味を楽しむことができました。焼き立てでなくても、とても美味しかったです。もともと、マネケンという名前、はベルギーで有名な小便小僧「マネケン・ピス」から来ています。ワッフルと一緒に頂いたチョコレートも普段食べるチョコレートよりも濃厚でとても美味しかったです。
では、美食の国として、ベルギーが証明されたところで食べ物以外のベルギー産を見ていきましょう。
みなさん、このお店見たことありませんか?
これは都内の駅でよく見かける靴とバッグ修理専門店のミスターミニットです。実はこのお店、ベルギー生まれです。1957年にブリュッセルで始まり、その15年後に日本にやってきました。今では日本国内で300店舗、6各国で600店舗も持っています。
また、テレビコマーシャル等で知られているミントタブレットのフリスクもベルギー生まれです。今では、多くの方の必需品となっているのではないでしょうか。フリスクは日本で大ブレイクを機に世界の「パワーミント市場」ナンバーワンとなった実力者です。
多くの方々はビール、チョコレート、ワッフルくらいしか思い浮かばないベルギーのこと。実際この記事を書いている僕もその一人でした。しかし今回ベルギー王国大使館へ直接伺いイエルーン・ヴェルゲイレン公使参事官との会話を経て様々なことを知ることができました!このコーナーでは取材で知ったベルギーを主に言語・文化・交易・歴史の観点からお伝えしたいと思います。
言うまでもなく万国共通で用いられている言語は英語でその次に国ごとの母国語が続くのは間違いないでしょう。日本には日本語、中国には中国語といった具合に。なら当然ベルギーにもベルギー語が、ありません!?なんとこの世界にベルギー語自体存在しないのです。ではベルギーでは何語を用いているのか?驚くべきことにオランダ語、フランス語、ドイツ語の三種類が用いられているのです!ちょっと待って、日常生活はどうするの?一人一人使う言葉が違うの?多くの方が疑問に思ったでしょう。公使参事官に直接この疑問をぶつけてみました。どうやらベルギーでは三種の言語が用いられているものの地域ごとに用いられる言語が異なるので日常生活で困ることはないそうです。意外とあっさりした回答でした。因みに首都ブリュッセルは例外でフランス語とオランダ語が用いられておりここに住む人々はこれら二言語を話せるそうです。凄い。
冒頭で述べたようにベルギーはビール、ワッフルのみに留まりません。まず楽器のサキソフォン。あれを生み出したのはベルギーの楽器職人のサックスさんという方です。またポテトフライ、フリスク、地下鉄駅構内にある靴磨き屋さんもベルギー発祥。次にダイヤモンド。アントワープという町はダイヤの首都と呼ばれ、その所以は昔からこの町にアフリカから輸入したダイヤを研磨する職人が多く存在し、高い技術力を誇っていたからだそうで取引量はなんと世界一!ベルギーにこんなに多くの特産品があると知っていましたか?知れば知るほどもっとベルギーを知りたくなりますね!最後に首都ブリュッセル。ここは国際都市と呼ばれ日本は勿論世界各国の大企業のヨーロッパ支部がここにあることに加え、EUやNATOの本部もあるのです。とてもグローバルな都市なのですね。
1866年の日白修好通商航海条約締結以来約150年に渡って続くベルギーと日本の親密な関係は今日も健在です。両国はこれより前の19世紀頃から貿易をしており技術継承のための留学も行われていたそう。また大手日系企業も今から半世紀ほど前からベルギーに工場や支部を設置するなど積極的に海外進出を図ってきた経緯があり、両国の経済提携は良いと言えるでしょう。また同国王室と日本の皇室との関係も極めて親密であり、今日でも交流は続いています。「この良好な関係を前提とする信頼・協力関係によって、両国が世界の様々な問題に対処することができることは極めて重要な意味を持ち、両国の今後の関係を非常に肯定的に考えている」と公使参事官も仰っていました。両国はとても仲が良いのですね。この関係が長い時を経て今日まで途切れず続いていることは信頼関係があってこそ成り立つものですよね。とても名誉で素晴らしいことだと思いました。
私たちは実際にベルギー大使館に行ってイエルーン・ヴェルゲイレン公使参事官さんにインタビューしてきました!ベルギー大使館はセキュリティーが厳重で特殊な入り口になっていて、入るのにとても緊張しました。また、中に入ると室内は広く、大きな空間に目に留まる作品が数多く飾られていたり、ベルギー大使館の歴史を知ることができる展示物が溢れていました!そんな魅力溢れるベルギー大使館で行った私たちのインタビューをまとめてみました!
質問1
質問2
質問3
皆さんこの記事を見てベルギーのことをもっと知りたいと思いましたよね??
こんなにベルギーの良さが詰まった大使館が千代田にあるので、ぜひベルギー王国大使館のSNSをチェックしてみてください!!
滅多に入る機会がない大使館ですが、このようなイベントが行われていることがあるので随時ベルギー王国大使館公式webサイト等をチェックして参加してみてください!
フランダース地方の文化遺産のひとつである「ボビンレース」は、全て手作りです。「糸の宝石」と呼ばれるほど繊細で美しいベルギーの伝統工芸品。これを持っていれば女子力UP間違いなしですよ!この日は制作体験もできました。この作業からひとつのレースができると思うと気が滅入ってしまいそうでした。レース一枚一枚に作った人の思いが詰まったものなので大事に使えそうですよね♪
日本では「ベルギーと言えばビール」と良く言われますが、実はベルギーで編み出された技術が、日本に渡って来ていました!
<どうやってノンアルコールワインにするの?>
アルコールを抜くにはワイン自体を温めて
アルコールを蒸発させる必要がある。
↓
温めてしまうとワインそのものの風味まで蒸発してしまう。
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気圧を下げて沸点も下げる(低温低圧蒸留技術)
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おいしいノンアルコールワインの出来上がり!
このノンアルコールワインはベルギー大使館推奨の商品ですので、皆さんもぜひ飲んでみてください!(https://wine-mellow.com)
ベルギーと言われて思い浮かぶものとして、ビールの他にチョコレートも有名ですよね。このチョコレートを試食させてもらったのですが、「これが本物なんだな。」と確信しました。それほどおいしかったです!
実は、このチョコレート1枚につき、10円がカカオ生産者へ還元されるんです!
おいしくてコートジボワールでこのチョコレートを作っている方の生活を支援できるなんて最高ですよね。限られた店舗でしか手に入らない貴重なチョコレートなので、ぜひ一度食べてみてください!もういつも食べているチョコレートには戻れないかも、、、?
(https://www.cacaotrace.com)
皆さん「Glacio」というアイスクリームの会社があるのはご存じですか?
日本では一部のレストランやホテルでしか食べられなかったアイスが、最近スーパーでも買えるようになったそうです。手軽にベルギーを感じられる商品なのでお買い物をした時にチェックしてみてくださいね!(http://www.glacio.com)
ベルギー大使館が後援している、ベルギー・フランドルの代表的なバロック様式の画家、ルーベンスの作品展に上野の国立西洋美術館に行って来ました!
やはり実際に見てみると絵の迫力が違いました。世界中からルーベンスの代表作が集結している貴重な展覧会とのこと、その作品圧倒され、普段あまり美術展に行かない私でも、見入ってしまいました。1つ1つの作品が詳しく説明されてるので、とても面白いです。
来年の1月20日まで展示されています。日本でフランドル名画を一同に鑑賞できるチャンスですよ!
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018rubens.html
http://www.tbs.co.jp/rubens2018/